| 風水士よ、来たれ! |
| 投稿者:kenshirou(素人) 投稿数:3 |
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ジャンル:幻想
点数:7 点
「ちょっとそこいく旦那、いいものあるけどいらない?」 同じような顔したゴブリンの三人が、タルタルの足を止める。 「これさ、あるところで手に入れたものなんだけどさ。 あんたに特別に・・」 ゴブリンの言葉を最後まで聞かず、タルタルは早足で 歩いていく。 「ちょっとまちなよ、旦那。」 「いい、怪しいものは買わないことにしてるんだ。業者だと怖いし。」 「なにいっとこるかねー、わたしゃPCじゃなくてNPCだよ。」 「ええいっ、なんでもいいから、ついてくるな!!」 タルタルはますます早足になって、l3ボタンで加速する。 ゴブリンたちはあきらめずに、ラテーヌのフィールドをまるでリンクしたようについていった。 このままではおいつかれる、タルタルは周りにヘルプ要請を出そうかとしたが、ゴブリンが何故か前に立ちふさがる。 驚いたタルタルの上に、ゴブリンが二匹落ちてきて、下敷きになった小さな体を押しつぶす。 「にがさないねー!!」 前に立ちふさがったコブリンが、折り重なったコブリンとタルタルの上に折り重なる。もちろん、一番下のタルタルは、いくら軽いゴブリンといえ、三人分の比重がかかって非常に苦しがった。 「わかったわかった、話だけでも聞いてやるから。」 後ろのバックから取り出した敷物を引いて、三人のゴブリンと、傷だらけのタルタルはサンドリアティーを飲みながら座っている。 「で、ここまでするからには、いいものなんだろうな? 」 「きまつてるよ、旦那ー。今回の目玉は、アーリマンの目玉よりデカヨ。」 そういうとゴブリンは、金色に光る小さなベルを取り出した。片手でもてるそのベルは、何かしら魔力を帯びているらしく、タルタルの心になにかしら不思議な共鳴を及ぼした。 「こ・・これは・・!?」 タルタルの小さなのどが鳴った。 「これねー。手に入れた時に私の心にひびいたよ。これもつとねー、既存のジョブにない、風水士ちゅーもんになれると聞こえてきたズラよ。」 たしかに昔のFFにはあったみたいだが、今のヴァナには まだ聞いたことも見たこともないジョブ名だ。 「で、そのジョブはなにができるんだ?」 「これはねー、地形というコマンドが使えるようになるヨ。その地形の効果はねー。そのフィールドにあった魔法が使えるというものらしいあるよ。」 ゴブリンの説明を聞いて、魔法に精通しているタルタルは、目を輝かせた。 「そ・・それはすごい!!で、いくらなんだ?」 「10.000万ギルのところを旦那には大まけにまけて、5.000万でいいあるよー。」 「かったぁぁぁぁぁっ!!」 ゴブリンとタルタルはトレードした。 取引は成立しました。 「ありがとうーこれでみんなに自慢できるよー!」 タルタルはさわやかな風のごとくサンドリアのほうへと 走っていった。 「まいどーありがとうーおたっしゃっでー。」 ゴブリンは、いつまでもタルタルの姿を見送った。見えなくなると、仮面の下で笑った。 「にっへへへへ・・ボロイ商売だぜー。」 高笑いしていたゴブリンにホーリーが炸裂した。
サンドリアへと戻ったタルタルは、さっそくジョブチェンジしようとしたが、もちろん、そんなジョブはなかった。 「なんでじゃぁぁぁぁっ!!」 「ご主人様ー。そんなジョブは実装されていなクポ。」 モーグリの死刑判決にも似たその一言に、タルタルはひざを付いた。 「ええぃこうなったら・・。」 タルタルは自慢の75のレリック装備ありのシーフになって、ベルをもって外に出た。 ロンフォールの森で、ベルを持って地形というコマンドを使おうとしたとたん、プレイヤーは警告を受けた。 「そのようなコマンドはありません。」 無常とも思える警告メッセージとともに、ロンフォールに一陣の風が吹いた・・・。 ああ、風水士よ、来たれ!!
END
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| 投稿日時:2007-11-13 19:41:10 |
| [001] 感想記事の投稿失礼致します |
| 投稿者:JR(名取) 投稿数:96 |
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文章のテンポも良く非常に面白かったです。確かにそんなコマンドありませんもんね^^; タルタルさん踏んだりけったりだ; 次回の物語の投稿も楽しみに待ち焦がれております^^
点数:7 点
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| 投稿日時:2007-11-14 23:17:38 |