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ウォ〜マ〜さんによろしく(JRという男の妄想による活劇戯曲) 第5試合
投稿者:JR(名取) 投稿数:96
ジャンル:その他
点数:13 点
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 静止する兆しなぞまるで見せない喝采の嵐が吹き荒ぶ最中、ルース・ブリギッタはまるで様子を変調させずに歩みを進めていた。急ぐでもなく、かといって時間をかけてというわけでもない。仕事を終えて我が家への帰路を行くように。何というわけでもない調子で。
 その足が止まる。その透明な表情(色彩)の二つの輝石に映ったのは、横たわる刀であった。彼女の得物。武器であり、盾であり、仲間(パートナー)であり、家族でもある。片時たりとも傍を離れない最も身近な相棒だ。長い間主人の手元を離れて横たわるその様は、まるで眠っているようだった。無邪気で純然。偽ることを知らない。有りのままで正直。常に相手の血を啜り、肉片を断つそれは、まるで帰りの遅い母親を待てずに、うとうとと転寝する幼い子供のように眠りについていた。
 ルースはすう、と流動する風に膝を僅かに折り、上体を屈める。だらりと脇に垂らしていた腕で、お先に横になっていた得物を手に取り、屈めていた上体を起こした。やはり流れるような、しなやかな動きで得物を手元で回転させる。かしんと音を立てて腰元に佩帯していた鞘へ収めた。その次である。
 ルースの膝が折れる。すとんとその場に崩れ落ちた。彼女はそこからぴくりとも所作をしない。彼女もまた、眠りについたのだ。先に寝てしまった子供へ寄り添い、優しく抱いて一緒に眠りにつく母親。彼女の様はそんな情景を連想させる程晏然としていた。
 その三拍の後。異常にはっとして待機していた一組三人の医療班が、漸く慌ててルースと、彼女の対戦相手であったキバの元へ駆け寄った。
 一人が応急の治癒魔法をかけ、二人が選手を担架へ乗せて持ち上げる。そのまま大会施設の傍らにある医療施設へと搬入されるのだ。本格的な治療と診察はその後に行われる。
 その最中にエルヴァーン族の女性役員が、Aブロックの全試合が終了した事を宣言したが、席を外す者の姿の方が少なかった。未だに観客達は熱病から醒めていないのだ。もう枯れきった声でルースの名を叫ぶ者、キバの名を叫ぶ者、拍手を送る者、口笛を吹く者。各々有りのままの姿勢で、今しがた眼前で繰り広げられた決闘へ――否。その決闘で熾烈な拮抗を見せた両雄へ賛辞を送っていた。
 その内の一人。終始食い入る様子で、正に釘付けになって試合を観戦していたヒューム族の青年が、はっと我へ帰る風に表情筋を震わせる。出口へ向かって走り出した。ブロンドをした短髪、それに雄爽な顔立ちをした彼の名はウォルト・リアブル。ルースの連れである。冒険時に装着する純白の甲冑は脱いでいるようだ。街着を来た彼は、興奮という熱病に突き動かされる観客達の間をすり抜ける。彼の足は、一目散に大会施設の傍らにある医療施設へと向かった。
 一方、このAブロックの担当役員であるヒューム族の女性は、そんな観客達の――否、換言しよう。このリングの有様をゆっくり、ぐるりと見回す。瞳を伏せ、小さく一つ気息を吐(つ)いた。踵を返し、伏せていた瞳を直して誰もいない薄暗い一本道を歩き出す。アリーナから差し出す白色に輝く幾本もの腕を、そして、騒然とした賑やかな観客達の喝采(セッション)を背面に。それは枯渇ではない、瞭然とした礼賛である。
 久し振りに良い旋律を描けそうだ。一詩人として、そして一傍観者として、彼女はそんなことをふっと思考した。ドク、ドク、ドク、ドク。依然その表情を彩る感情は乏しいが、確かにそれは、ここにある。彼女が知覚した一切は、彼女の内方で音へと還るだろう。両雄の一挙一動、彼女達が試合前に見せた様、そして観客達の高揚。それらは降り始めの雨のように、ぽつり、ぽつりと彼女の心内に張る静かな水面へ滴っては、小さな波紋を描く。そこへ足を浸し、水を掬い、飲む。すると、彼女へ染み入り、彼女の血流の一部となる。彼女の全身を行き渡り、やがてその指先から息吹を与えられて化体するのだ。名は旋律。自身の心内に満面へ広がる海原で、誕生を待望する未だおたまじゃくしの鼓動達。彼女はその愛おしい赤ん坊達を胸に抱いたまま、歩みを進める。偶然なのか。それとも必然であるのか。彼女の足取りは、まるで帰路を行くようであった――――――。

◇  ◇  ◇

 医療施設は、大会施設の右隣に隣接した位置にある。大会施設程とまではいかないものの、より多くの選手を搬入する為に、“それなり”の規模は宛がわれているようだ。その三階をウォルトは歩んでいた。真っ直ぐ前方だけに据えられた彼の表情には、薄っすらと焦りの色彩が窺える。気持ちが逸るのだろう。無理も無い。彼はあの決闘を瞳へ焼き付けていたのだから。強靭な肉体を誇り、強固な意思を持つ彼女を気絶させる程のダメージとは如何程のものか。それに途中から纏繞する気の状態が変化していた。輪郭が無かったのだ。上手く表現出来ないが、気絶して消失してからそのままだったのである。だが、気自体が死んだわけではない。清川のように濁りを微塵にも含有しない、どこまでも明澄で、どこまでも清廉な気を見た。あのように純然な境地へ、人間は一体どのような精神状態になれば及ぶことが出来るというのか。想像もつかない彼女の疲弊へ、ただ、安否が気になって胸を蹴る。そうこう思案している内にウォルトの足が止まった。彼の双眸へ映るのは、ドアに貼付されたプレートのナンバー。325。間違いない。受付でこの施設の役員に聞いた番号である。ドク、ドク。表情も、心音も未だ変調は無し。ノブに手を掛け、開いた。
 まず彼を出迎えたのは不思議そうにこちらを見遣る二つの顔であった。二つともエルヴァーン族。一つは男、一つは女。男は椅子に腰を下ろし、女はその傍らでぴんと背筋を伸ばして立っていた。呼吸を一つ、二つ。男の顔へ笑みが浮かぶ。穏やかで優しく、疑心や警戒心を解く不思議な能力(ちから)を持っていた。
「お連れの方ですか?」
「あっ・・・・・・、はい」
 男の声色は表情へ似合って穏やかだ。ゆっくりと席を立ちながら尋ねた男の質問へ、動揺したのか。突っ立っていたウォルトは、はっと表情筋を震わせ、平静を取繕って応えた。
「観戦していた時から思っていましたが、相当の手練れのようですね。回復も早い。傷口は塞がりました。後は目を覚ますのを待つだけでしょう」
 どうやらルースを診てくれた医者のようだ。変調しない様子で歩み寄る彼の一歩後ろへ、女性がついて歩いていた。やはり同様の笑みを浮かべて。依然突っ立っているウォルトの前で歩みを止めると、男は女へ振り返る。
「あれを」
「はい」
 短い遣り取りの後に、女が男へ白色のリンクシェルを手渡す。再びウォルトへ顔を向けた男が続けた。
「何かありましたらこれへ。この施設内の全スタッフと繋がっています」
「どうも・・・・・・、ありがとうございます」
 どうも調子が合わない。先程まであれ程心配していた自分が、まるで嘘のようだ。無防備と呼称すべきだろうか。何だか、ありとあらゆる感情をリセットさせられたような、違和感ともつかない不思議な感覚が、胸元で靄みたいに漂っていた。
 ウォルトは、差し出された彼の手の中にあるリンクシェルを、未だに二人へ顔を向けたまま手に取った。男は、表情へ穏やかな様を更に深める。「お大事に」と声をかけてそのまま部屋を出て行った。女も会釈程度に頭を下げる。男に倣い、突っ立つウォルトを横切って部屋を後にした。
 呼吸を一つ、二つ、三つ。ウォルトは再度表情をはっとさせる。今度は隠すことなく表情をげんなりとさせて、自身の背面にあるドアを振り返った。しまった、お礼を言うのを忘れてしまった。ううむと唸るように顔の向きを直した彼が瞳を置いたのは、ベッドで横たわるミスラ族。さんばらに散らかした銀燭の毛髪。その強固な意志を乗せた凛然と据わる双眸は、閉目している。その様相は、つい先程まで死闘を繰り広げていた戦士とは思えない程安らかなものであった。苦渋なぞ一切宿しておらず、晏然としている。
 そんな彼女の表情を眺めながら、げんなりとした色彩のすっかり抜けたウォルトは先程の男の言葉を思い出していた。『相当の手練れのようですね。回復も早い』
 はあ。太息を一つ。その意図が溜息であったのか、嘆息であったのかは、彼自身不明である。その瞬間、急に疲れがどっと来た。体中がなんだか重く感じる。だが、その一方であれ程喧しかった心内は、澄み渡っていくのを感じていた。体中に張っていた靄が晴れていく。
 肝に悪いな、全く・・・・・・。彼女達の決闘を見ながら戦慄していた。まるで吸い寄せられるように目が離せなくて、その一挙一動が脳裏へ焼きついていた。あれ程純然な“もの”同士がぶつかり合うのを、恐らく、初めてこの目にした。ただ、どうにかしたかったのかもしれないな。この胸元で荒れ狂う嵐の行き場を、俺は知らない間に彼女の安否へ託していたのかもしれない。まだまだだな、俺も。
 はあ。再び一つ。圧し掛かる頭を掌で支えて太息を漏らし、小さく頭を左右に揺らす。ウォルトは垂らしていた頭を持ち上げ、支えていた掌をだらりと脇へ垂らすと、ゆっくりと歩み始めた。その行方は、先程医者の男が腰を下ろしていた椅子。ベッドに向いていたそれを、ずるりと摺り足をするように背面へ向ける。どさっとその場へ腰を沈めた。
 ちらりとルースを見遣る。その表情は変調しない。心身に蓄積された疲労を抜き取るようにぐっすりと眠っている。
「ん、んん・・・・・・」
 視線を直したウォルトは、僅かに天を仰いで盛大に伸びをした。組んでいた五指を解き、そのまま脇に垂らす。はあ。三度目の太息。だが、そこには不安も、緊張も、戦慄もない。穏やかで、伸びやかだ。そうだな、彼女が目を覚ますまで、俺も少し眠らせてもらうか。それを最後に、ウォルトは、そっと夢の世界への扉を開いたのであった――――――――。

◇  ◇  ◇

 施設内を行き交う人々。施設のスタッフ。受診しに行く者、された者。それに見舞いに来た者。その内の一つ、小柄なミスラ族の最中でも僅かに小躯なミスラ族が、三階へと繋がる階段を昇段して行った。仲間の見舞いか。街着を来た彼女の腰元には二本の刀が佩帯されている。行方を伸ばしていた足を止めて、ドアに貼付されたプレートを見る。325。ノブに手を掛け、開いた。

――――――――――――――――――――。

 彼女を出迎えたのは、自身を目掛けて真っ直ぐに突き出された剣の切先であった。眼前の銀燭をした刀身に映る大きな双眸が、不思議そうにこちらを見ている。
 その剣の主が、得物と同様に真っ直ぐに来訪者を射抜く双眸を、表情の変化としては余りにも僅かにだが睇視する。この部屋に居るのは二人だけ。しかし、ルースは未だに晏然とした様相でベッドに横たわっている。ともなれば一人、先程まで眠っていたはずのウォルト・リアブルその人である。躱された。それに――――――。
 ウォルトの突き出した剣を咄嗟に半身を傾けて躱した来訪者が、顔を彼へ向けた。さんばらに散らかした銀燭の毛髪の下、瞼が薄っすらと被さった、大きな銀燭の瞳がウォルトを覗く。口元はゆったりと歪んでいた。先程の決闘で、ルースと対戦した侍のミスラ族――キバである。
 こいつ、扉をあけるのと同時に突いて来おった。彼女は気配を消したのではない。纏わなかったのだ。如何という気も一切纏わず、友人の見舞いに来るそれと変わらない気配で訪れた彼女に対して、扉を開けるのと同時に神速の突撃を見舞ったのだ。それに、この施設ではより集中出来るように、一つ一つの室内へ消音の魔法が施されている。キバの表情は値踏みのそれであった。
「何すんねん。危ないなあ・・・・・・」
 言葉とは裏腹に、間延びしたどこか嬉しげな声色。ウォルトの顔色はそれでも変わらない。一見能面のように無色をした表情。しかし、瞳を剣にして相手を牽制し、心内で思案を巡らせていた。くそ、威圧をものともしていない。それに一体何をしにこの室内へ・・・・・・。何はともあれ、心は許せないな。
 キバの口角が深くなる。目尻が僅かにだが歪んだ。くつくつとその口元から笑いが零れる。
「そない、怖い顔せんといてえやあ。ちょおっと、そこの彼女と話をしに来ただけや」
 笑い声に調子を乱されながら愉快そうに言葉を零す来訪者。ウォルトの表情は変調しない。当然であろう。彼からしてみれば、彼女はどう言おうと不審者以外の何者でもない。
「それとも――」
 キバの口元から笑い声が消えた。瞳を更に睇視する。その最中でぎらりと輝きを孕んだ。再び値踏みの色彩が滲む。
「折角二人きりの所、お邪魔してしもうたかなあ」
 わざとらしい抑揚の弾んだ間延びした言葉。挑発だ。試合の時と同じである。彼女は本心を隠そうとしない。そっくりそのまま気の状態となり、そっくりそのまま得物を振るう。子供のように正直なのだ。沈黙が部屋を包む。一、二、三、四。それ程の拍の後、ウォルトが瞑目して口を割った。
「あなたとやりあう理由は別にない」
 そう言葉しながら突き出していた剣を鞘へ戻す。キバは一瞬表情を強張らせたが、直ぐにまた口元をゆったりと歪ませた。興醒めといった所か。その瞳からは既に興味は失せ始めている。その変化を感じたのか、ウォルトは瞑っていた瞳を先程と同じ程度に開いた。
「はん、頑固やなあ。そないつまらん性格じゃあ、女にもてへんで」
 結果は判っているのだろう。わざとらしく表情をげんなりとさせて太息を一つ。肩を竦め、大仰に首を左右に振るいながら最後の挑発をしかけるキバ。案の定。「あなたに心配してもらわなくても結構」とウォルトは堅実にカウンターを返し、厚かましい野良猫を追い払うに至った。キバの表情はそれでも涼しい。口元はもう歪んでいる。勿論、ゆったりと。
「まあ、ええわ。ほな、そこの恋人さんに伝えておいてくへれんかなあ―――――――――」

◇  ◇  ◇

 長い閉塞にあった意識は、薄く開いた瞼と同時に再び活動を始めた。朝日が昇るが如く、はたまた、戯曲の幕が開くが如く速度で徐々に靄を晴らしていく意識をまず出迎えたのは、真っ白に輝く闇であった。意識の主――ベッドで横たわるルースは、徐々に開いていた瞼を堅く結び、「んっ――」と唸り声を漏らす。僅かな拍を取って、再び徐々に瞼を開いていく。半ばまで開くと、瞼を開けるのと同様の速度で、ゆっくりと上体をベッドの上で起こし始めた。
「ああ、よかった。目が醒めましたか?」
 それが聞き覚えのある声にも関わらず、不意にかけられた言葉に全身の筋肉を硬直させてそちらへ勢いよく振り返る。そこには穏やかな様子で笑みを浮かべる見知ったヒューム族の青年の姿があった。ウォルトである。なんで、ウォルトが――。まだ覚束ない意識の最中、呆然とした表情を眼前の男へ晒す。口を開いたのはウォルトの方であった。
「ここは医療施設です。試合が終わって、ここへ搬入されて来たんですよ」
「そ、そうだ! 試合――!!」
 ウォルトの“試合”という言葉へ、靄の向こうにあった意識が覚醒したようだ。呆然とした表情の最中で、ルースの顔がはっと震えた。転寝をしていた意識を、逸る気持ちへ叩き起こされたせいか。ルースの言葉は「ど、どうなった!」や「私は――」等、先を急いで冷静さに欠いている。
「ルースさんが勝ちました。素晴らしい試合でしたよ」
 ウォルトは笑顔の最中に薄っすらと困った様子を混色させてそれへ応えた。だが、それを聞いたルースの表情に歓喜は無い。心魂を抜き取られてしまった風にぽかんと表情から色彩が抜けた。ウォルトの口元から笑みが失せる。
 勝った――、勝ったのか? 私は・・・・・・。伽藍と席を空けた意識の最中、ルースは記憶の海原へその体躯を浸していた。確か、あいつの一撃で意識を失い、靄の向こうで懐かしい景色を見た。懐かしい声を聞いた。それから、それから私はどうした――――。
 ウォルトは見た。ルースがどこか、泣きそうな表情になるのを。それは面に出ない程僅かな変化。だが、確かに彼女は、その瞳の奥に悲哀を孕んでいた。
 私は刀を振るった。清廉とした意識の最中、私はどこか他人事のように得物を振り回していた。そうだ。清廉とした殺意に突き動かされ、私は、私の意思とは無関係に――。それでは変わらない。あの獣と何も私は変わらないではないか―――――。
「なあ、ウォルト・・・・・・」
 抑揚の乏しい声色が彼女の口元から漏れる。名を呼ばれたウォルトの表情がはっと震えた。
「私は、どんなだった―――」
 彼女の声色は、その表情によく似ていた。一見抑揚の乏しいその最中に怯えたような様相を窺わせる。ウォルトの表情から感情が失せた。だが、先程と同様にその奥で思案を馳せる。あの時瞳に焼き付けた景色、ウォルトはあの鮮明に焼き付いた景色を思いながら口を開いた。
「綺麗、でした――」
 ウォルトの不意をついた言葉にルースの表情が呆然とした。それを見たウォルトの表情もはっと震える。照れくさそうに口元へ笑みを作る。困惑した風な色彩がその最中に滲んだ。
「あ、いえ、その・・・・・・。俺はあんな境地の気を見たことがなかったし、まるで舞っているみたいに動きもしなやかだった。それにあんなに純粋なもの同士がぶつかり合うのを俺は始めてみました。」
 ウォルト自身、何を喋っているのか、大凡の内容しか理解していまい。当人から視線が逸れる。抑制を破損した意識は、まるで滑るように言葉を口元から吐いていく。滲んでいた困惑の色彩は、ううむと唸り声が聞こえてきそうな、ばつが悪そうな表情をキャンバスへ混ぜた。逸らしていた双眸をルースへ戻す。キャンバスへ塗られた感情の名残を残しながら、再度その口元へ穏やかな笑みを浮かべた。
「それに、あのキバというミスラ族が先程この病室を訪れて、こんな言付けを頼まれました。『ええか、この俺様の顔へ二度も泥を塗って本戦へ進むんや! 優勝しなかったらそん時こそほんまにしばき回したるからな!!』と。それにルースさんがどう思うと確かにあの時あそこに立っていたのはルースさんその人でした。あの戦いは間違いなくあなたの勝ちですよ」
 ウォルトはそこで言葉を止めた。未だに呆然とするルースの顔を、既に困惑の色彩が抜けた穏やかな笑みを浮かべて眺めている。と、不意にルースの表情が変化した。ふっ、と気息を漏らす風に笑いを零す。それからくつくつと笑い、頭を片手で支えながら顔を落とした。ついに声へ出して笑い始める。友人が言った最高の冗談を笑うように。明朗に。ウォルトは眼前の人物の突然の変化へ不思議そうに表情を変える。
「あ、ああ・・・・・・、悪い、悪い。ウォルトの訛言葉だなんて始めて聞いたものだからさ。それに――」
 余した腕を制止する風に差し出す。未だに笑い声に調子を乱されながら、訥々と言葉を零していった。ウォルトは再度照れくさそうに困った風な笑みを浮かべて視線を逸らす。
「それに――とんでもない約束をしちまったみたいだしね。」
 顔を上げたルースの表情はまだ愉快そうだった。かかっていた布団をどけると、足をベッドから外す。ウォルトが驚く風に表情をはっとさせた。
「はん、こんなところで眠っていたらそれこそ体が鈍っちまうよ」
 構わずベッドから立ち上がりながら笑って見せるルース。もう、そこへ愉快そうといった調子は無い。気持ちのスイッチは切り替え済み。
「ウォルト、リハビリつきあってくれよ」
ぐるぐると肩を回し、首をこきこきと慣らしながらドアへ向かうルース。ウォルトの表情へ再度穏やかな笑みが戻る。そうだよな。彼女は根っからの武士(もののふ)だ。身体を動かすことが一番のリハビリということか。はあ、本日四度目の気息を小さく漏らすとウォルトは腰を持ち上げた。
「いいですよ。その代わり、少しでも様子がおかしかったら、気絶させてでもつれて帰りますから、そのおつもりで」
 再度、ルースの愉快そうな笑い声が、二人が退室していく病室に響いた――――――――――。

◇  ◇  ◇

 Aブロックの隣にあるBブロックの会場。その控え室にまた一つの人影が姿を現した。長身痩躯の見目からどうやらエルヴァーン族。夕日のような真朱(まっか)な前髪を逆立て、同色の眉の下には、彫金師が、作業の際に日光を遮断するために用いる遮光眼鏡をかけている。装着するAFの種類と腰元に佩帯する二丁拳銃。それに背面へ右斜めにかけたライフル銃より狩人であることが判断できる。遮光眼鏡の下、表情は読み取れないが、口元に小さな笑みを浮かべるこの青年はガゼル・エンキドゥ。“元”ウィンダスの特殊諜報部員にしてルースの伴侶である。控え室の――否、換言すれば、同ブロックへ出場する選手達の様子や特徴をちらりと観察しながら歩みを進めていたガゼルの足が止まった。遮光眼鏡の下で瞳をゆっくりと、僅かに見開き、それと同様に、小さく開口する。あれは、確か――。
 彼の瞳に映ったのは、四つ陳列する長椅子の右から二つ目の端で本を読むヒューム族の少女であった。彼と同一の装束を身に纏い、腰元まで、まるでせせらぎのようにするりと伸びる紅茶色をした印象的な長髪。まだ少女の域を脱しきれないあどけさなを残す――しかし、上品で清潔な顔立ち。このような大会に似つかわしくない、白く、華奢で細い輪郭。
 間違いない。一拍程の間を置いてガゼルが声をかけた。
「ティア、グレーティアじゃないのか」
 名を呼ばれたヒュームの少女――グレーティア・キールが不思議そうに顔を持ち上げた。視線が合い、確信したようにガゼルの表情へ歓喜が咲く。
「やっぱりそうだ! まさか、君もこの大会に出場していただんて」
 ガゼルは表情を変調させないままグレーティアの方へ歩み寄る。一方のグレーティアの方も表情に変調は無い。
「あの、失礼ですけれど、どちら様でしたかしら?」
 顔に似合った鈴を転がしたような上品な声色が、ガゼルの進行を止めた。こんな短い詠唱の、こんなに効果覿面のバインドは、熟練した黒魔導士でも放てるものではない。
「おいおい、冗談だろう、この色男を忘れちまったのか!? メリファト山地で会ったじゃあないか!」
 肩を竦めて項垂れるガゼル。途端、グレーティアはくすりと優しく笑んで持っていた本を脇へ置いた。
「ごめんなさい、ちゃんと覚えているわ。ええと、名前は確か、ガゼルさんだったかしら――」
 ふう、と安堵の太息。ガゼルがすとんと彼女の隣へ腰を下ろす。やれやれといった風に大袈裟に首を左右へ振るう。グレーティアへ顔を向け、再度口元へ笑みを浮かべると口を開いた。
「まったく、悪い冗談だぜ。それより今日はボーイフレンドとは一緒じゃあないのかい?」
「え、ええ・・・・・。一人でどこまで出来るのか、試してみたくって・・・・・・」
 ガゼルの反撃。表情の読めない顔の最中で、口元へ意地悪な色彩を含んで軽口を一つ。効果はあったようだ。僅かに頬を赤らめながらグレーティアは、照れくさそうに応えた。
「はあ、泣かせるねえ。でも、心配はいらないぜ。お兄さんが確り守ってやるからな」
「何を言っているんですか。お互いあたったときは手加減は無しですよ」
 胸元をぽんと叩いたガゼルへ、グレーティアは優しい笑みを浮かべたまま返す。ガゼルは「そうならないことだけを女神様に祈るよ」と笑った。それへ釣られる風にグレーティアも笑みを零す。良かった。まさか彼に出会えるだなんて。少し緊張していたけれど、何だか気持ちがほぐれたわ――。と、ドアが口を開く。控え室にいる選手達が、それぞれのリズムで顔を一斉に向けた。
「はあい、みんな注目う」
 ドアの向こうから姿を現したのは大会役員が着用する制服を纏ったヒューム族の青年と、ガゼルをも凌ぐ、間延びした軽い調子の声色であった。ぱち、ぱち、ぱち、とやはり軽い調子で手を叩きながら室内へ入ってくる。控え室と会場を隔てる階段の入り口に立っていたBブロック担当のその男の腰元には、拳銃が一丁佩帯されていた。
「では、早速ですがあ、第一試合の組み合わせでえす。564番ランディ・ジータ選手う。1020番イーグル・アイ選手う」
 彼の言葉へ反応した人影は一つだけであった。この部屋の外壁に凭れ掛かっていたヒューム族の男性だ。年頃は壮年期といったところか。ヒューム族の割には大柄、ガルカ族にも似た威厳を湛える精悍な顔立ちには感情が塗られていない。返事もせずに凭れ掛かっていた身体を起こすと、担当役員の元へ歩みだす。
「あれえ、アイ選手いませんかあ? イーグル・アイさあん」
 再び間延びした軽い調子で声を挙げる担当役員。だるそうに表情を曇らせると、奥にある観戦室へ繋がるドアへむかってゆっくりと歩み始めた。ランディはドアで歩行を止めると、観戦室のドアを、凝視する風にじっと視線を据える。それは他の選手達も同じであった。担当役員が足を止めた。皆一様にドアへ目を見張っている。担当役員が、ドアを開いて中を見渡す。
「ああ、いたいたあ。イーグル・アイさあん、試合ですよお。直ぐに来て下さあい」
「ご、ごめんなさい」
 名前から女性であることは想像できたが、担当役員の軽い調子の言葉へ返答したのは、随分と可憐な声色であった。担当役員が依然だるそうな表情で振り返ってゆっくりと歩き出す。そして――、
 その後から姿を現した人影にガゼルは目を奪われた。
 長身痩躯の体躯。微風に撫でられるように、肩甲骨の辺りまでせせらぐ長髪は濃紺色。同色の瞳は、凛然と佇む深海の底部よりも深奥で毅然としている。先程の声色からは想像もつかない妖艶な見目。そして、瞳の最中に居座る瞳孔。まるで悠然と空を舞う誇り高き鷹の様だ。じっと瞳を合わせていれば、そのまま吸い寄せられて魂を吸い込まれてしまいそうな、眼力のある双眸であった。背面へバックルをかけて中型のライフル銃が顔を隠している。その身に纏うのは、初心者であるエルヴァーン族の女性が装着する外套だ。グレーティアは隣のエルヴァーン族へふっと視線を上げた。やはり遮光眼鏡に邪魔されてその表情は読めないが、驚喜を湛えているのはすぐに理解できた。何故なら自身も同一の感情へ胸を躍らせているからだ。彼女のあの双眸、あれは正に――イーグルアイである。二時間に一度程度しか使用できない“とっておき”を、彼女は常にその瞳へ宿しているのである。興奮と恐怖で鳥肌が立ちそうであった。
 やがて、二人の選手と、それを引き連れる大会役員が階段を下っていく。それでもガゼルは暫く、三人が去ったドアを見詰めていた。
「あちらへ行きましょう。試合が始まるわ」
「あ、ああ、そうだな」
 グレーティアが、置いていた本を手に持ち、席を立ちながら言う。ガゼルは、彼女を振り返り、遮光眼鏡の奥で表情をはっとさせる。彼女へ続いて席を立ち上がった。エリクス、とても良い腕試しが出来そうだわ。観戦室へ繋がるドアへ向かいながら、グレーティアは内心思考を馳せていた――――――――――――――。

◇  ◇  ◇

 リングへ上がった両者は、それぞれ対照方向へ折れた。ランディは左へ。アイは右へ。
 先に踵を返したのはアイであった。しかし、背負っているライフルのグリップへは手を掛けない。直立して相手の様子を窺う。一方のランディも、遅れて踵を返した。と、ランディが睇視する。対峙する女が立礼しているのだ。「宜しくお願いします」と。こいつ、なめているのか。ふつふつと湧き始めた憤怒を心内に仕舞いながらランディは得物を手にとった。両手に一つずつ。右手にベノムナイフ。左手にスタンナイフ。タビンジュボンにタビンベレー。このシリーズの外套を纏っていることよりも彼が高レベルのシーフであることが窺える。彼は腕試しと賞金目当てにこの大会への出場を決意した。それに、ここで活躍すれば名も売れる。体躯を正面へ開き、両腕を下腹部の辺りで交差させている。僅かに丸みを帯びた背面。少し落とした腰。重心は僅かに下方、そして前方。ランディの眉間に皺が寄った。
 垂れていた頭を上げたアイも、そこで漸く構えを取った。しかし、やはり得物のグリップには手をかけない。彼女の構えは対峙者のランディとよく似ていた。体躯を正面へ開いたまま、腕は腰元にだらりと垂れている。僅かに丸みを帯びた背面。少し落とした腰。重心は僅かに下方、そして前方。表情に感情は窺えないが、その特徴的な双眸は、真っ直ぐ眼前の相手へ据えられていた。
 両者の顔を交互に見合わせていたタルタル族の大会役員が、右手をそっと差し出す。観客たちのざわめきをぐるりに聞きながら、緊張した面持ちのタルタル族が前を向いた。
「始め!!」
 甲高い声色が会場に響き、会場の歓声も弾けた。タルタル族の大会役員は、差し出していた腕を勢いよく持ち上げ、飛び退く風に、後退する。先に仕掛けたのはヒューム族のシーフ――ランディであった。
 僅かに丸みを帯びていた背面を前方へふらりと倒して弾ける。その大柄の体躯を低い姿勢で保ったまま、地面を滑るように疾走する。先程まで下腹部の辺りにあった両腕は、真っ直ぐに相手を射抜く顔面の寸前にあった。一掬の間に肉迫したランディがアイへ飛び付くように大地を蹴る。だが、ランディは知覚していただろうか。眼前のエルヴァーン族の双眸に巣食う蒼鷹が、その一連の動作を、一つとして余さずに補足していた事を。
 アイの双眸がちらりと動いた。肉迫する対峙者の左腕が素早く得物を薙ぐ。まるで放るように、ひゅんと細やかな音を立てて軽やかに軌道を割く。得物も持たないアイへ防ぐ手立ては無い。下手にその腕で防げば、スタンナイフが宿す追加効果の餌食である。だが、アイには“見えている”。銀燭の閃光を描く短い刀身の輪郭も。猛追して来たヒューム族の剣幕も。

 きいん。白声がアイの鼓膜を劈いて渡った。歓声の間を潜りながら、波紋を描く風に。ランディが放った一瞬間の一撃を防いだのは、いつの間にかアイの左手へ緊握された短剣であった。同方の腰元へ佩帯する短剣を、相手のスタンナイフが来襲するよりも早く抜き取り、腕を折畳んでやはり同方の脇へ密着して防いだというわけである。成りを潜めていた強靭な筋骨が、姿を全身へ現していた。構わずに迫るランディの気勢を、重心を深くして圧倒されずに踏み止まっている。アイはその最中でもランディの挙動へ注視していた。一撃を防がれたランディの表情に変化は無い。その下では既に二撃目が迫っていた。第二撃は右手に緊握されたベノムナイフ。追加効果に毒属性を宿す、夜の闇に溶け込んでしまいそうな光沢を纏わない黒色の刀身。一撃目と同様、軽やかに軌道を凶悪なフィルムが割く。最早その凶悪な牙がアイの脇腹へ喰らい付き、仕込まれた毒がじわじわと彼女の心魂を蝕んでゆくのを待つばかし――が。

 アイの反応は、ランディの予想を超過していた。アイの脇腹をベノムナイフが斬り付けるより早く、アイの掌底がランディの側頭部を射抜いた。無駄な動きを抑えた、コンパクトなフックの形で放たれた余した右腕の横一閃。一撃必殺。彼女が攻撃したのは外方では無い、内方である。如何に鍛錬を重ねた大男と云えど、頭の最中までは鍛えられない。
 ランディの体躯がよろりとアイの左脇へ崩れる。アイは、左腕を回してそれを支え、そっとランディの大柄な体躯をリング上へ横にした。脳を揺らされたランディは言葉が出ないのか。虚ろな表情で口をぱくぱくと動かしている。馬鹿な。何が起こった。覚束ない意識で、呆然と浮かぶ思考を持て余していた。アイが下ろしていた腰を持ち上げた。横たわるランディへ頭を垂らす。試合前と同様に。表情へ特筆すべきような感情は窺えないが、心内では相手へ敬意を表していた。タルタル族の大会役員が二人の元へ駆け寄る。まだ先程の光景が脳裏に焼き付いているのか。焦燥と緊張を表情へ浮かべてランディの顔を覗き込んだ。彼の様相へ変調は無い。医務室へ速く連れて行った方が良いだろう。タルタル族は、選手達が入場してきた空洞とは反対側を向いて手を翳した。医療班が駆け寄ってくる最中、タルタル族は姿勢よく立つアイヘ向き、口を開いた。
「し、勝者! イーグル・アイ選手!!」
 未だに焦燥と緊張を浮かべた表情で勝者を宣言する。元々甲高い声が上擦り、更に高い声音でアイの名が響いた。歓声が割れる。始めは降り始めの雨のように、ぽつり、ぽつりと箇所で起こっていた歓声が、台風のように徐々に拡散し、最後は全体へ伝染して巻き込んでいた。アイは再度立礼すると、踵を返して退場する。リングの出入り口で、口笛を吹いて出迎える担当役員。その表情には興味を湛え、隠しもせずに笑みを浮かべている。アイは穏やかに笑み、会釈程度に頭を下げる。そのまま歩みを進めた。担当役員は、歓声と差し込む白色の光を背面へ受けながら歩み去っていく彼女へ、暫く顔を向けていた。五つ程の拍を置いたか。口元に浮かべた笑みが更に深まり、彼も体躯を反転させる。その間には、口元に浮かんでいた笑みは元の深さに戻っていた。胸を期待が打つ。つまらない仕事をおしつけられちまったと思ったが、中々面白いものを拝めそうだ。担当役員は、結局一度もグリップを握らなかった狩人の背面を眺めながら、選手達が待つ控え室へと足を運んだ。
 イーグル・アイ二回戦進出――――――――――――――――。

――――――――――――――――――Please read the sixth action if it is interested.
投稿日時:2007-05-17 15:26:41
(表示:1-5) 1 
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[005] 感想記事の投稿有難う御座いました。
投稿者:JR(名取) 投稿数:96
 語彙は辞書で探して、出来るだけしっくりと来る言葉を使おうと努力していたのでお褒め頂き、すごく嬉しいです。しかし、まだまだ俺なぞ未熟なもので; 難しい言葉だけを使えばいいというわけではないし、未だに皆様の作品や感想記事を読んでて、お、こんな言葉あるんだと拝借している始末ですし。 表現の方もまた同様に、語彙が広がればそれだけ描ける情景も広がるので、俺も皆様の作品を読ませて頂きながら日夜精進しています^^
 俺は一人称が苦手なので、アカツキさんのような気迫のある一人称を描けたらな、などと、着々と勉強させて頂いている最中です。

 そして、書法についてのご意見有難う御座います。
 ううむ、成る程。確かに段落を増やすとか、行間を使用する等の工夫をしなければいけませんね^^; 次回の物語への参考になりました有難う御座います^^ また何か気になる点がございましたがご意見宜しくお願いいたします^^
点数:0 点
投稿日時:2007-06-11 00:42:53
[004] 感想を
投稿者:アカツキ(徒弟) 投稿数:26
何度か私の作品の方へ感想をつけていただきありがとうございました。

お礼、という訳でもありませんが、一つの礼儀として(?)私も感想をつけさせていただきます。

感想としては、語彙量が素晴らしいな、と。私なんかは書いていても陳腐な表現しか浮かんでこない頭しかないものだから、これだけ様々な言葉で表現できるというのは素晴らしいです。
それと併せて、比喩表現が巧みですね。抽象的な表現、といった方がいいでしょうか。これも語彙量が豊富だからこそできることかと思います。

気になった点を挙げるならば、web上である、ということの欠点として、文字が詰まっていると読みづらい、というのがあります。つまり横書きの問題点です。縦書きなら気にならない量でも、web(横書き)になると途端に読みにくくなる。
もちろん、これはJRさんの表現方法云々よりも横書きであるということに起因するところが大きいので、いかんともしがたいものではあります。

なんだか偉そうな事を書いてしまいました。私もまだまだ修行中の身です。JRさん含めここにおられる皆様から様々吸収しつつ成長していきたいと思います。

それでは、失礼しました。


にしても、何で今回は我ながらこんなに硬い文章なんだろうw
点数:6 点
投稿日時:2007-06-10 18:16:00
[003] 感想記事の投稿失礼致します。
投稿者:JR(名取) 投稿数:96
 うぉ、こんな所にも窪塚君が(違う^^;)【失礼致しました;】
 そういったわけでBanditさんの古株(?)の方にもご足労お願いしてしまいました; ガゼルさんとの遣り取りも気に入っていただいた様子でこちらも感謝の一言に尽きます。
 グレーティアさんの一本木な所を戦闘シーンでも描けるよう精進したいと思います^^ それとエリクスさんの件に関しては大事なお客様を待たせるような無粋な真似はしないつもりですw しっかり、ご出演していただくつもりですがタッグマッチ無き今、出演できる場所といったら一つしかないわけですが、がっちりカメラに収めていけたらいいな、と画策しております^^;
 ルースさんの後日談はどうしても書きたくて挿入した場面なのでお褒めの言葉を頂き、とても嬉しいです^^
 ウォルトさんに関しては思っていた以上にあれこれ動いて頂きました。ルースさんとの遣り取りは最初から決めていたのですが、あれこれ変更点や、観客席でのシーンの導入に対して、そんなに時間をかけずにかけたように思います^^ キバの言付けは、本当は標準語で伝えて頂く予定だったのですが、折角なのでそのまま伝えてもらいましたw;
 アイは書いている本人が言うのも何ですが反則キャラです^^; 狩人、アサシン、武術の心得があり、尚且つイーグルアイ常備という恐ろしい設定、更に更にダメンズの彼女というハイなモチベーションを持ち合わせる始末; もうちょい強い人間の書き方のバリエーションが欲しい!!;; そう切に願う今日この頃です^^;
 次回作でもご期待に添えられる作品が作れるよう、精進して臨みたいと思います^^
点数:0 点
投稿日時:2007-05-20 22:58:42
[002] これはこれは
投稿者:Bandit(目録) 投稿数:137
あれぇ、何かどこかで見たようなキャラがいるなぁ、うわぁ懐かしいなぁ(笑)
そういやあの子達はその後どうしてるんでしょうかねぇ。お金はたまったのかなー(他人事か)

いや実はあのガンマン二人はもう少し絡めてやったら面白そうだなーと思っていたので、まさかそれがこんな所で実現するとは、いやはやキャラ冥利につきるってもんです。当然のごとく一人ニヤニヤしながら読ませて頂きました。すかさず感謝感謝。
ちょっと無鉄砲なくせにお嬢様っぽさが抜けきらないあたりも彼女らしくてイイ感じです。つーかエリ君は多分待ちながら気が気じゃないハズ!w

ルゥの死闘のシメはなかなかに魅せますな。
ウォルト君の心境も新解釈というか、第三者の記述ならではの側面が生まれていて興味深いです。そう考えるかもしれないなぁ、と思わされます。そしてここでしか拝めない彼の関西弁がミソ(笑)
あとアイさんは相変わらず瞬殺ですかw

次作も間近なご様子、楽しみにしておりますー。
点数:7 点
投稿日時:2007-05-20 14:24:26
[001] あとがき。
投稿者:JR(名取) 投稿数:96
 30頁弱にまで及んだこともあったこの作品もついに10頁弱に; ということはメインであるはずのBブロックのパートは10頁にすら及んでいない始末、おまけでどうしてもかきたかったAブロックの顛末の方が長いってどうなの俺;
 Aブロックの後日談ではルースさんをピックアップするつもりだったのですが書いている内に実は観客席にいたウォルトさんに注意がいってしまいました。そしてウォルトさんもうちの野良猫の餌食に;(どこまでも人騒がせな猫だ;)
 そしてBブロックではウォ〜マ〜さんの『一輪の花に誓う――現、白騎士 黒雪姫』よりルースさんの伴侶にして狩人のガゼル・エンキドゥさんに、そしてBanditさんの『Blanc-Bullet shot』よりグレーティア・キールさんにサプライズでご登場お願いいたしました; 元々このBブロックにはガゼルさんとアイを組み込んでいたのですが、そこで『Blanc-Bullet shot』を読んだ時に入ってもらうしかあるまいと秘密裡にご登場して頂いてしまった次第で御座います。あれです^^; うちの名も亡きのメイドスナイパーと朴念仁を取り扱っていただいたお礼といっては恥ずかしい出来ですが、みたいな感じです(退散;) 今回エリクスさんにはグレーティアさんの腕試しという名目で一緒に参戦はご遠慮していただきました。
 そして今回の担当役員の喋り方のイメージはあれです^^;(再び) 池袋ウェストゲートパークのキングです。窪塚君です。(ファンの方、失礼致しました;)
 何より久し振りの戦闘シーンに緊張いたしました。今回は完全にアイ贔屓の造りです; アイの強さ――つまり、みる力、そして勿論現場を上手く伝えられたかがとても心配です。それにしても臂力だけの掌底一撃って・・・・・・。あんた狩人だろう;

 次回は『ほんの小さな物語』の続きを書きたいと思います。その次回の『ほんの小さな物語』なのですが、急展開を迎えます。経緯を描かずにいきなり結末へ向かいます。(実は前回にほんの少しだけその断片を残しておいたのですが;) 完全な無茶な展開で読者の皆さんを置き去りにする手法になってしまうかもしれませんが、如何に納得していただけるようにかけるかが次回の目標だと思っております。(勝手に気張る;) 
 物語の構成、接続詞、誤字脱字等、読んでいて気付いた点が点がございましたら、どんな些細なものから一目瞭然なものまでご意見頂けると非常に嬉しいです。最後まで読んでいただいた皆様方、誠に有難う御座いました^^
点数:0 点
投稿日時:2007-05-17 15:27:15
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